最近、妙に「タイミング」が気になります。
スマホで時間を確認しようと待ち受け画面に触れると、ちょうど時間が変わる瞬間だったりするんです。17時38分から39分になるところ。もちろん、狙っているわけではありません。
1回や2回なら何とも思いません。でも、これが妙に続くんです。
「またや」最近は、ちょっと怖くなってきました。
よく似たことが、ほかにもあります。
仕事柄、帰宅するのは日付が変わる頃です。
その時間になると、道路を走っている車もほとんどありません。
ところが先日、交差点で右折しようとしたその瞬間、向こうから直進車がやってきました。
私は右折待ちです。「うそやん。なんで今なん」少し前でも、少し後でもよかったはずです。
これだけ車が少ない時間帯なのに、なぜ私が右折しようとした、そのときに来るのか。
もちろん、相手の車からすれば、「なんで今、右折しようとしてるんや」なのかもしれません。
そう考えると、お互いさまです。
ご近所さんと出かけるタイミングが、まったく同じだったこともあります。
同じ時間に家を出た、という程度ではありません。玄関の扉を開けた瞬間まで一緒でした。
さすがに笑いました。家族でも、ここまで合わせるのは難しいと思います。
家の近くの細い道を車で走っているときにもあります。
対向車が来ると、どちらかが下がらないと通れない道です。
「頼むから、今は来るなよ」と思いながら進んでいると、来ます。なぜか来ます。
しかも、いちばんすれ違いにくい場所で。
「なんで、よりによって今なん」結局、こちらが下がることになります。
こうして並べてみると、たいした話ではありません。
時計が変わる瞬間を見る。車が来る。
近所の人と玄関を開ける時間が重なる。細い道で対向車と出会う。
どれも日常の中にある、ごく小さな出来事です。
でも考えてみると、私たちの毎日は、こういう数秒、数分のタイミングの積み重ねでできているのかもしれません。
あと30秒早かったら会わなかった。1分遅かったら、すれ違わなかった。
ほんの少し時間が違うだけで、起こることも変わります。
先日、近所で車同士の衝突事故がありました。
もちろん、原因はいろいろあるでしょう。
でも事故の話を聞いたとき、最近タイミングのことばかり考えていたせいか、
「これも、ほんの数秒が違っていたら起きなかったのかもしれないな」と思いました。
それまで笑っていた「なんで今なん」という話が、少し違って見えました。
数分前まで晴れていたのに、突然激しい雨が降ることもあります。
予定どおりにいくと思っていた一日が、たった一つの出来事で大きく変わることもあります。
人間は時間を管理しているつもりでいますが、実際には、自分ではどうにもできないタイミングの中で暮らしているのかもしれません。
そう考えると、「時間を大切にする」というのは、大げさなことではないような気がします。
一日一日を充実させよう、と気合いを入れることでもありません。
会えるときに会っておく。話せるときに話しておく。
やろうと思ったことを、いつまでも先延ばしにしない。
そんな程度でもいいのではないでしょうか。
もっとも、スマホを触るたびに時計が変わる瞬間だけは、今でも少し怖いです。
また17時38分から39分になる瞬間だったら、たぶん私はこう言います。
「いや、だから、なんで今なん」
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